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心斎橋大丸を残せない社会
心斎橋大丸の解体があっという間に決まってしまいました。
心斎橋大丸店は日本で数少ないアールデコ建築の一つです。
その表現は外観よりも内部のデザインに多く現れています。1920年代のアメリカなのです。

パリやローマでは高級ブランドは歴史あるビルに入ることが高級ブランドの証であるようです。
ホテルなども改装技術と工夫は素晴らしいものがあります。(旅先でむき出しのエレベータとか見たこと有る方も多いと思います。)
そして古いビルほど家賃も高い。

私は心斎橋大丸は単なるノスタルジックではなく資産として多いに活用することを願います。
例えばヨーロッパにあるような高級ホテル、高級店だけのデパート、あるいはコンベンションセンターなど
壊すのであればいっそのこと売って欲しい。買い手はいくらでもいるように思います。
改修して使用することで多くの内外の客の心を掴めたかもしれない。

爆買いの観光客(今は中国→インドネシア、インドと続く?)をあてにした増床の経営判断が
後々大変な損失を気づくことでしょう。
正直、梅田の集中化が始まった大阪で心斎橋の床を増やしてどうするんだろう、
もしかしたら隣のそごうが立てなおして破産したことを忘れているのか!(笑)

日本建築家協会は一部に保存運動に動き出そうとしていたが、協会内には新しい建物を設計する人もいるので
中立の立場をとるということ。なんか大事なときに使命を全うできず。
ヴォーリス事務所の青井さんを中心に図面の展示会や保存活動をしています。

私の出生地、北九州市でも25年ほど前に日本で一番最初の大型溶鉱炉を壊す話もありました。それは新日鉄の所有物でしたが多くの市民の働きかけで保存が決まり、昨年、世界遺産になりました。

こういった地域の資産、文化を残せない社会、建築の環境を(建築家の責任も多い)
是正できる建築家として考えていきたいと思います。
| 近藤英夫 近藤英夫建築研究所 | 18:50 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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